多くの人に愛されているイタリア料理

日本では問題ないけれど、イタリアではちょっと違う。
もしくは、NGとされるイタリア料理の食事マナーをご紹介します。君の瞳に乾杯

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◆乾杯をする時
日本ではグラスを見ますが、イタリアでは相手の目を見て乾杯です。
大勢で乾杯する時も、一通り乾杯する相手の目を見ます。
席が遠くてグラスが届かない場合には、グラスを目の高さに上げて相手を見て、「サルーテ」もしくは「チンチン」と言い乾杯します。

 

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◆ナフキンを使う
イタリアでは、家庭でも毎食、必ずナフキンを使います。
ナフキンは、ワイングラスに口をつける前に軽く口元をおさえたり、首や膝に掛けても良いです。
イタリア料理はトマトソース等、お洋服が汚れやすいソースが多いですからね

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◆スパゲッティはすすらない
日本を離れたら、麺類はすすらないのが鉄則。
日本人にとって、これは意外と難しく、ついやってしまいがちなNGです。
では、すすらずに食べる方法をお教えしましょう。
数本のスパゲッティを、フォークに絡めくるくる巻いて口に入れる。
全部をフォークに巻きつけられない時は、こぼれた残りのスパゲッティに、フォークを添えるようにして口元に運びます。

ついすすってしまいそうな方は、スパゲッティでなく、ペンネ(万年筆の先のようなパスタ)やフジッリ(らせん状のパスタ)などの短いパスタを選んでもいいですね。

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◆食後のカフェ
ドルチェの後は、エスプレッソコーヒーで終わりです。
通常、エスプレッソが出た後、レストランに長居するイタリア人はほとんどいません。
これは、お店と客の間で、そろそろ食事が終わり出て行きます、という分かりやすいサイン。
エスプレッソが出てきた時点でお会計を頼む事もあります。
もちろん、食後にはエスプレッソ以外を注文しても大丈夫です。
他にもデカフェ(カフェインレス)やオルゾ(大麦のカフェでカフェインレス)なども定番です。

日本人に多いのですが、食後にカプチーノを注文すると不思議がられる事があります。
これは、カプチーノがミルクを含んだ飲み物なので、食後の消化には不向きとされる為。
また、カプチーノは朝の飲み物、100歩譲っても午後のティータイム位までという習慣があるからです。
朝一に、バール(軽食喫茶店)で飲むカプチーノはとても美味しいものです。
ぜひ、朝バールの雰囲気と共に味わってみて下さい。

◆おわりに
日本とは異なるマナーや習慣はありますが、イタリア料理は楽しく美味しく食べるのが1番。
Buon appetito(召し上がれ)!

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